この1年弱、ストックイラストに本気で向き合ってきました。
始めた当初は「ゆるく長く、自分のペースで続けていけばいいじゃん⭐︎ミ」と思っていましたが、それではなかなか結果が出ないという事実に気がついてしまいました。「結局、努力が大事だよね!」という話を書きたいと思います。
が、自分の時間が十分取れない人にとっては「そんなこと言われても」案件でしかないと思います。そこをカバーするために、筆ならぬキーボードをとりました。
「結局、努力が大事だよね!」という考えに至るまでの経緯を、しっかり書くことで「根性論の押し付け」にならないように気をつけようと思いますが、前半は正論が多いです。令和の時代に忌み嫌われる「根性論」ですが、その理由に納得感があれば、そんなに嫌なものではないと思います。
例えば、ストック初心者=筋力ゼロな人と同じ
ストックイラストを、筋トレに例えます。(すでにマッチョ)筋力がゼロなので、スクワットが1回もできません。もちろん個人差はあります。プロの筋力を持ちながら、新規参入する方も居ます。
ストックイラストには、関門がいくつもあります。サイト登録→イラスト作り→タグ付け→投稿など…最初は大変です。例えるなら「筋力がゼロなのに、腹筋→背筋→スクワット→プランクを、いきなりやる」くらい無理ゲーです。
しかも、最初は「何をすればいいかも分からない」ので、「よし!とりあえずスクワットやってみるか!→準備運動も、フォームの確認もせずいきなり開始→ヒザいわす→もう筋トレなんかしたくない!」となるのがオチです。
少しずつ筋力をつけよう
なので、イラスト作り、タグ付け、投稿を少しづつ勉強していくのがいいと思います。その過程を、私は「努力」と呼びます。1回もできなかったスクワットが、2回、3回…10回とできるようになるためのトレーニングこそが「努力」です。
スクワットのフォームをYouTubeで調べることも、「努力」に含まれます。「スクワットをする際は、つま先よりヒザが前に出ないように」という注意点を知っていたら、ヒザを壊すこともなかったと思います。
だからといって、何でもかんでもあらかじめ調べて慎重になりすぎるのではなく、失敗を恐れず、勢いでどんどん挑戦することも大切です。(根性論)
「努力とか無理」、ゆーてお前…
私は「努力なんて疲れるんで、やりたくありません。韓国ドラマ観たいです。でも、いつの間にかストックで月3万円稼げるようになりたいんです。いつの間にか引き締まった美脚を手に入れたいんですよ!」という人間です。
が、そうはいかないですよね。「私が韓国ドラマを観ている間に、私の分身ロボットがストックを頑張ってくれる」というドラえもん的な道具が開発されない限り、あり得ません。あり得たとしても、「お前ばかりいい思いしやがって」と、分身ロボットの反逆でボコられる恐れがあります。
なので、自分が「努力」するしかないです。
(↑)この一文だけ見たら、「根性論乙」というかんじですが、流れで見たら「確かにな」と思いませんか?
「努力」する時間がない人も居る
仕事・育児・介護・その他もろもろで、ストックに当てられる時間がない人も居ます。「努力」に必要なのは、圧倒的に「腰を据えて取り組める時間」なので、時間がある人に比べたら「不利」です。
「不利」という言葉を使うのも、育児・介護の場合は対象者が居てのことなので、どうなんだと思いましたが、他に的確な言葉が思いつかないのであえて使わせていただきます。
私が発信する上で、一番悩んでいたのがココ
私はネット上で、ストックに対するお役立ち情報を発信しまくっていたのですが、それは「自分にかけられる時間が、あったからこそできたこと」です。
私は昔、かなりハードに働いていた時期があったのですが(詳しくは割愛)、もしその頃の私が、私のツイートを見たらモヤモヤしていたと思います。「時間があって羨ましいですね。私はまだ仕事してるし、休日は疲れてストックイラストどころの騒ぎではないですよ…」と。
もう1つの問題
「時間がある人」と「時間がない人」の差が、えげつない程に開くことです。その様子は、「時間がない人」サイドから見ると、いたたまれないんじゃないかと思いました。昔は自分も、「頑張る人」をSNSでみて「仕事漬けで何もできない自分は置いていかれている」と思ったことは一度や二度ではありませんでした。しかもその気持ちを言うのは、まあまあ感じ悪いですし、「そう思う自分=性格が悪い人」のように感じるので、自分一人でモヤモヤを抱えないといけないという…ただでさえ時間がないのに、地獄でしょうか?
誰かにそんな思いをさせていた自覚はあります。ですが、独りよがりかもしれないので、私は「誰に遠慮することなく、自分が得た知見はどんどん発信すればいいスタンス」でやっていました。私も私でフルタイム労働者なので、工夫して時間を使っています。
従来の「根性論の問題」
時間がない人に「もっと効率よくやれば時間が取れるのでは?」「朝活すれば?」「やり方が悪いのでは?」「受け身じゃダメだよ!」という方向で、「努力」する時間の確保を強いることが、「根性論」が忌み嫌われる理由だと思います。
では、どうすればいいのでしょうか?
時間がない人こそ、「ストック初心者クラブ」で時短
「ストック初心者クラブ」のSlackには、全国のストック初心者から寄せられた知見が、山ほど載っています。ググっても出てこないことばかりです。その情報量は、新入部員の方にいい意味で引かれる程です。
例えば、「私、スクワットでヒザ壊しました。しゃがむとき、つま先よりヒザが出ないようにすればいいらしいです!フォーム確認用の動画URL貼っておきます。」と誰かが書き込んだとしましょう。
時間がない人は、それを読んで「じゃあ私も気をつけよう!」となります。時間がない中、一念発起してスクワットをして→即行でヒザを壊す→やる気がなくなる、というトライ&エラーが省略できます。
もちろん、自分で失敗することで学べることはありますが、しなくていい失敗もあるので、それを回避することで圧倒的な時短が可能です。時間があるときに、何かしら自分でも失敗して、その情報を共有すればプラマイゼロだと思います。(恩には恩で返すスタイル)
意見・質問には、誰かが何かしら答えてくれる
数少ないストックにあてられる時間でも、失敗して「今日の作業が水の泡」になることがよくあるのが、ストックイラストの悲しいところです。
残念な結果に終わっても、その苦い経験をSlackに書くことで、「私もなりました…それはこうすれば回避できます。」もしくは「そんな現象、見たことない!ちょっと検証してみます!→分かりました!」と、教えてもらえるかもしれません。
数少ないストック時間が「水の泡」になったら、泣けませんか?しかもネットに情報がないことも多いので、原因究明にも時間がかかります。「ここで詰まったら、先に進めないよ」ということだったら、そこで手詰まりでしょうか?
ストック初心者クラブが、そうはさせませんよ。
結論
時間があってもなくても、筋トレする時間は要ります。どんなに時間がなくても、スクワットのフォームの確認は要りますし、1回1回できるようになるための「努力」をするべきです。
それを孤高にやるか、「誰かと苦しみを共有しながらやるか」の違いでしかないと思います。あとは、「数少ない時間で、どれだけ成果を出すか」です。
やめてしまうよりは、ゆるく長く続けるほうがいいに決まっていますが、もし結果を出したいなら、多少無理してでも「努力」が大事です。
ここで言う「無理」は、睡眠時間を削ることや、体調が悪い時に気合いでやるのではなく「やっと自分の時間が取れるぞー!よし、動画観よ!」となる時間を、少しでもストックに充てるべし!というタイプの「無理」です。もちろんリフレッシュも大事ですが、作業は勝手に進みません。時間がある人もない人も、一致団結して全員で勝ちに行きましょう!(根性論)
別に「ゆるく自分のペースで頑張る派」でもいいのですが、それだとなかなか結果出ませんよ、というシビアな話です。「そのままのあなたでいいんだよ」「頑張らなくていいんだよ」とか耳障りのいいことばかり言ってられないんですよ。(根性論)頑張らない私の代わりに、ストック作業進めてくれる影武者は居ますか?いや、いないでしょう。(反語)だから自分でやるしかないのです。
「NEO根性論」のススメ
誰に強要されることもなく、勝手に根性で頑張ることを「NEO(ネオ)根性論」と呼ぶことにします。皆さんも「NEO根性論」、いかがですか?あくまで「勝手に頑張る」のがポイントです。
「ストック初心者クラブ」のSlackは、ゆるい
どうでもいいこと/健康について/子育てについて/ドス黒い感情/思いついた川柳etc…を話すチャンネルもあります。ガッツ!気合!という熱苦しいノリに偏っている訳ではありません。
余談:「頑張っても、人と差が開く問題」
「同時に始めたのに、あの人の伸びがスゴイ」という方は居ます。スタートの段階で筋力・体力の違いがあった、その方の「努力」のしかたがえげつなかった、などなど理由はたくさんあると思います。
間違っても「あの人は特別な才能があったからスゴいんだ…それに比べて私は…」と思う必要はありません。
以上です。
ちょっと圧が強すぎて、怖いですね…。全体的にエラそうですが、いつも「私のような”特に結果も出してない者”がエラそうに申し訳ありません」と思っています。(フォロー)
1年弱コミュニティを運営してみて、そんなことを思いました。これを私の卒業レポートとします。
ストック初心者クラブは、2022年2月末で活動を終了します。今は滑り込みで入るラストチャンスです。(完全無料)
2月以降もSlackは残しておく予定なので、ストックイラストを続けたい人は入っておいて損はないと思います。3月以降、新規部員募集と、毎月の課題発表が終わります。毎月、どんなイラストを描くか思いつかない人向けに、描くものテーマを発表していましたが、それが終わります。
部員募集を再開しました!
コメント