私は本をよく買います。
ネットで予約するか、発売から1ヶ月以内に書店で手に取って買うことが多いです。家の本棚のキャパシティ的に、買った本を全て手元に残すことはできないので、読み終わったら「この本は手元に残すか/手放すか」を即行でジャッジし「手放す」を選んだ場合、秒でフリマサイトに出品しています。(無慈悲)
眼精疲労がヒドイので、電子書籍ではなく紙派です。
今年購入して、今後も手元に残したい本をまとめます。
1.印刷ボーイズに花束を
「印刷ボーイズ」シリーズ第三弾で、発売日前から楽しみにしていました。「印刷あるある」のオンパレードです。印刷業の哀愁だけではなく、雲のスキマから差し込む光のような、希望も描かれています。巻末に載っている印刷用語解説の「広辞苑」ならぬ「印辞苑」が、勉強になります。「今はもう現場では使わないよね」という「死語」も載っています。面白いだけではなく知識も付けられるマンガで、印刷業に携わる全ての人にオススメです。特に新人の印刷営業さんは必見なのでは?と思います。
→1作目「いとしの印刷ボーイズ」
2.おいしいロシア おかわり
前作「おいしいロシア」、待望の続編です。作者で主人公の「シベリカ子さん」と、ロシア人の夫「Pさん」とのやりとりがシュールで面白いです。イラストがゆるくて可愛いだけでなく、食べ物がとても美味しそうに描かれていて、お腹が空きます。ロシア料理レシピも載っているので、自分で作ってみることもできます。(前作にレシピが載っていたボルシチを作ってみました!世界の料理を作るきっかけになりました。)ロシアと日本の文化の違いも知ることができます。続編があったら、全部手元に残します。(断言)
3.イラレのスゴ技
イラレ使いに抜群の知名度を誇る「イラレ職人コロさん」の本です。私自身、イラレ歴は10年以上なので「イラレはそれなりに使える」と思っていましたが、この本を読んで衝撃を受けました。「こんな効率のいいやり方があったのか!自分は一体どれほど面倒なやり方をしていたんだ…」と。新人の頃に培ったイラレ知識からアップデートすることなく、手癖でイラレを触ってきたことを恥じました。イラレ初心者の方だけでなく、「自分はイラレは結構使えるで」と思っている方にこそ、オススメしたい本です。目から鱗の知識が載っていること間違いなしです。
4.ここじゃない世界に行きたかった
私は作者の塩谷舞さんと同世代で、彼女が「美大生」だった頃から今日に至るまでをTwitterを始めとしたネット上で拝見しているので、文藝春秋から本が出版されると知った時は勝手に感慨深く思っていました。(←あんたは一体誰なんや状態)私は有料のnoteのエッセイも購読しています。いつもはWEB上で横書きで読んでいる文章を、縦書きの書籍で読んでいるのが新鮮でした。この本がいかに良いか、というレビューではなく「私は昔からファンやで」とアピールしたいだけのレビューになってしまいました。
5.モヤる言葉、ヤバい人
「女捨ててるw」「女の子は身体を冷やしちゃいけないよ」「いつかアナタも子供を産むんだから」「男の影響?」などなど、今までの人生で言われた「モヤる言葉」。中には私のためを思って善意で言ってくれているのであろうこともあります。それでも「こんなことを言われたくらいで、いちいち腹が立ってスルーできない自分は心が狭いのか?」と思っていましたが、「女性にかけられた呪い」と気づかせていただきました。ユーモラスな文章に、爆笑の嵐です。現代の日本をサバイブするためのバイブルです。女友達×2人にもプレゼントしました。
以上です。
オススメなので、是非読んでみてください。そして感想を語りましょう!
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